3倍の豆腐を作る


以前のブログでもとりあげ、最近患者さんとも食事の話もしているので・・・・再度掲載したいと思います。

 

最近、スーパーにいくと本当にたくさんの種類のお豆腐が並んでいます。

豆腐は大豆から出来ているいたってシンプルなものですが、それだけに奥が深い。

大豆は国産か?からはじまり、

大豆は無農薬栽培?

天日干し乾燥?

お水は?

こだわりはいろいろあります。

砕いた大豆を水と一緒に煮るのですが、その時にすぐに泡がたってしまう。だからこの段階で【消泡剤】を入れるお豆腐屋さんが多い。

これが最近スーパーで見かける【消泡剤無使用】な豆腐。

言ってみればこれも添加物ですから。

 

ふきこぼれないように見張っているのも大変な苦労。

煮上がったらこして豆乳とおからに分けます。そして分けた豆乳の方ににがりを加えます。

でもこのにがりも天然のにがりは、海の汚染がひどいのでそのまま使うと危険なのでにがりの部分から主成分を抽出した【塩化マグネシウム】をつかいます。

 

でも、中にはこの塩化マグネシウムを使わないお豆腐屋さんもいます。

天然にがりの成分だと豆乳が固まるのに時間がかかるし、豆乳自体も濃くないといけない。

60キロの大豆から420丁くらいがせいぜいらしい。。。。。

ところが【硫酸カルシュウム】という凝固剤を使うと60キロの大豆からは1500丁の豆腐ができる。

つまり3倍の豆腐ができる。

さらにグルコノデルタラクトンという凝固剤なら3000丁もできる(^_^;)

同じ量の大豆を使ってそんなに作るんでは味も香りも違うものができるわけです。

スーパーで豆腐が安く売られているわけがなんとなくわかったことありませんか?

さて、こんな情報をどこで得てるんだ?!

・・・・・ってなりますよね。

答えは。。。。。美味しんぼ です(笑)

 

お豆腐売り場でちょっと表示をのぞいてみてくださいね。