葵接骨院には多くのフィギュアスケーターやバレエダンサーがいらっしゃいます。
フィギュアやバレエに限らず、自分のやっている趣味やスポーツでけがをした場合、
病院で診察後に葵接骨院に来る方がいます。
「病院ではフィギュア(バレエ)はわかってもらえないから・・・・」
「ドクターからどう対応したらいいか教えてもらえないから・・・・」
というお話がよくあります。
「やっとわかってもらえる人に出会えた」
と、当院で思ってくださる方もいます。それはそれでとても嬉しいことですが・・・・・
ドクターや病院はわかってくれない
とは思って欲しくないなぁっていつもおもう。
だってね・・・・それぞれの患者さんにはそれぞれの症状と目指してるものがあるわけですが、
同時にお医者さんや病院も得意とする症状や病院やドクターが目指しているものがあるんですよ。
一般の整形であれば、葵接骨院の近所でいえば、
「なんでも相談していただける場所」
「診療科目をとおして最善の医療を提供する場所」
などと院のコンセプトを掲げている院があります。
ドクターだって、「全員を治してあげたい」と思っているかもしれませんが、
患者さん一人一人にとっての相談も最善も違うのです。
一日に70名以上を診察するドクターだっています。
なるべく多くの人の話と最善策を・・・・と考えていても時間も有限です。
でも、それでも最善策を提供できるように、医師の仕事は分業化されています。
そのひとつが、看護師という資格であり、リハビリ室にいる理学療法士であったり、レントゲン室にいる放射線技師だったり・・・・
チームを組むことによって医師の仕事を分担している状況です。
そしてそれはあくまで「健康保険内」でです。
健康保険は、とっても優れた制度です。でも、乱用されてしまえば、本当に健康保険での適応が必要な人に医療費はまわっていきません。
なんとなく痛くなった、趣味を継続していて痛くなった・・・・・・これらに対して病院で最初にするのは、整形でいえば
「構造的な破壊があるのか」
という部分。つまり、折れている、切れている、などをチェックすること。
落とした目覚まし時計でたとえれば、落としたことで針が折れてしまってないか? 表面のガラスが割れていないか?という構造破壊であって、
気がついたら時間が早くなっていってたり、ベルがなったりならなかったりする・・・という機能障害ではないのです。
でも構造破壊だけじゃなくその上の機能障害って・・・・・これも大事な部分。
その上で、スポーツ興味がある先生たちは、スポーツドクターという資格を取得しに行ったりして、もう少し患者さんに寄り添えるところを多くしているのです。
保険診療では、日常生活が過ごせるかどうかが最初の目標であって、その先はその先生たちの想い次第ということ。
もどかしさを覚えて、市民講座をやる先生もいれば、他の病院スタッフ、たとえばリハスタッフにお願いすることもある。
必要ならリハ施設を新たに作る先生だっていらっしゃる。
健康保険という制度がある以上、その範疇はやっぱり決まってしまう。そして、それがドクターの仕事にも影響はしている。
その上で・・・・・
「病院ではフィギュア(バレエ)はわかってもらえないから・・・・」
「ドクターからどう対応したらいいか教えてもらえないから・・・・」
って、私は少々酷なような気がする。もちろんそう思ってしまった患者さんの気持ちも間違いではない。
想いは否定しないが、それを解決する方法論がミスマッチなのだ。
そういう意味で言ったら、葵接骨院って結構、無情かも。
ここまでは保険、ここからは保険は使えない!というのをはっきりさせているから。
医療という勉強とは別に、フィギュアについて、バレエについて、ダンスについて・・・・・そういうことを学びに行って知識や得た経験を
あおいラボという形で提供している。
お金も時間もかけて積んできたので、迷いなく「実費」にしている。
時々、新人スタッフとかに「ラボって結構高いですよね」って言われることがあるが(笑)
そこは価値と価値観のちがい。
「お金は大事」
というのはみんなが思う。それは価値。
「お金は自分の体につかってこそ!」
「お金は老後を楽しむためにとっておいてこそ!」
これが価値観のちがい。
「自分の最高のパフォーマンスをしたい」
という方に私の技術や知識は提供している。それを高いと見るか安いとみるかを決めるのは受ける人。
でも、その期待を裏切らないように勉強しつづけることは絶対に必要。
ドクターや病院がわかってくれないのではない。
保険診療という枠組みで、みんなの健康を守ることは大事という価値。
そのうえは価値観なので、違うと思ったら合う人を探すのがやっぱりいいのだと思う。
誰の想いも間違ってはいない。
ちょっと見方をかえてみることも大事。
その上で、あおいラボに価値を見出してもらえるととっても嬉しく思うわけですし、それを探している人にぶちあたってほしい!と想い日々発信しているのです。
あおいラボの詳細は・・・・