葵接骨院では、かみしめや歯ぎしりなどがある方の処置をしています。
また、最近ではこれに関連しての問い合わせも増えてきています。
諸外国に比べると日本人はあまり歯列に関しては関心は高くはありません。
それでも、歯列矯正は審美的なものも考えて子供のころに行う人も多いと思います。
私自身も小学校高学年で歯列矯正をしました。
歯列自体は一度はよくなりましたが、その後、顎が開くたびにカクカク音がなる顎関節症にもなり、歯列もすっかり動いてしまいました。
通常、口を開いたときに指が3本入るのが正常ですが、ひどいときでは1本くらいしかあかず、いまだに歯科治療時は口を開けているのが苦痛です。
現在は、何をやったら悪化するかなどもわかっているのと、あとは「腰との兼ね合い」で口があかなくなることもわかっているので、対応ができていて、日常生活上は困ることはありません。
歯列矯正をしたはずの歯がどうしてのちのち動くのか疑問に思われる方もいると思いますが、
これが歯列矯正の時期を実は示唆してくれるのではないかと考えています。
私の考えとしては、成長期がすんだあと、要するに18歳以降に歯列矯正をするのを今はおすすめしています。
子供のころの方が、対応はしやすいのはわかりますが、その後体の成長がすすむと、それに合わせて歯並びも成長をしていきます。
つまり、歯列が動いてしまうのです。またそれを無理やりとめてしまうと別の問題が起きてくる可能性が高いのです。
私自身も、整体の練習台などをお互いに学生時代にやっていたので、その影響で逆に体が壊れてしまった時期がありました。
頭痛などもよく起きていて、そこから回復させるためにひたすら歩くことをしました。
それにより体自体はどんどん良くなっていって、腰回りの痛みや頭痛もすっかりなくなりました。
それと同時期に歯並びにも変化がでました。
歩くことによって歯並びがかわっていったのです。
その後勉強していろいろわかったのですが、実は顎というのは体のバランサーの役割をしています。
たとえば、顎をテーピングでがっちり止めてしまうと、体操の選手なんかは回ることもできなくなります。
歩くことによって顎の本来の機能が回復し、それに合わせて歯並びもその時の一番いい状態に変化していきます。
つまり、体の土台が変化すると歯並びはそれによって移動するのです。
ならば、成長期で体の土台の変化が乏しいときに歯列矯正をしてしまうと・・・外してから変化することが想像できます。
また、当院に顎関節や、かみしめ、歯ぎしりなどの相談をされる方が多いのでそういう場合は、
必ず、下、つまり体のバランスを先に整えてから最後に残った口腔内の問題をあとで解決することをすすめています。
先に口腔内の問題を解決して、体をさわってしまうと、また歯並びなどが変わってしまうからです。
小学生や中学生のうちに歯並びを治してしまいたい気持ちはよくわかりますが、上記のような理由で私自身はおすすめしていません。
かみしめ、歯ぎしり、顎関節などでお悩みの方は一度あおいラボを受診していただけるといいと思います。
まずは顔まわり、歯並びなどに取り掛かる前に体の調整が先ですよ。 → あおいラボ詳細