先週より【新体操コーチのためのバレエ勉強会】に参加しています。
15名くらい参加していると思うのですが、治療家はどうやら私一人
新体操は私がよく見ているフィギュアスケートと同じで「スポーツ」
とりわけ審美系スポーツと言われ、そこにはバレエの要素がたくさん入っています
これらを診る分野としてスポーツは「スポーツ医学」があり
バレエは「ステージ医学」と分けられることがあります。
この二つの医学をそれぞれ知っていると治療の幅やリハビリの提供できる幅がとっても増えます。
でもやっている治療家ってニッチすぎてあまりお会いしたことないです。
スポーツ医学はオリンピックとともにどんどん研究が進み、いろいろなエビデンスがでてトレーニングもとっても発展していっています。
一方バレエは、ざっくりみて10年くらい情報がおそいかなぁって思っています。
一部の熱心なバレエ教師の方は勉強されていますが、実際のレッスンや認識は末端をみていると10年は遅れているという印象です。
ただし、一ついいこととして、「基本に関してはしっかり体系的」ということ。
立ち方から、腕の持っていき方、視線のつけ方などは本当によくできているなぁって感心させられます。
最近はこれをどうやったらできるのかに「バレエ解剖学」がくっついてきているので治療家としても何がやりたいのか、どうしたいのかがわかりやすくなりました。
私の仕事は治療家なのですが、
私の価値はどこにあるかというと、「できない、わからない」➡「できる、わかる」の間にあって、
悩みを解決できることに価値があると思っています。
「痛みをとってほしい」とかで最初は来院されますが、それはあくまで表面的なことで
それをとっても私の価値にはあまりならないんです。
来院される方は痛みをとったあとに「何がやりたいか」があるからです。
痛みがあることで「レッスンで手があげていられない」➡「演じることができない」➡「満足なパフォーマンスにならない」
すべては「ベストパフォーマンス」のためにあるので、そこに誘導してあげらなければ価値にはならないんです。
ここを徹底的に深めていくことが何より大事
・・・・ということで、新体操コーチのためのバレエ勉強会は、新体操のコーチが選手に何を求めているのか何がたりないのかを探しにきているのだから、それをさぐりに行くという場所なのです。
私は新体操のコーチでもなければ、バレエの先生でもないので、新体操やバレエのテクニックは教えません。
でも、何が点数につながるのか、何が美しい表現や高度なテクニックには必要なのかがわかっていれば
それにつなげる治療を提供することができるのです。
究極、怪我や痛みで特有の動きができない場合、そのリハビリだけでなく代替案を提供することはできるのです。
そうすることで、その選手やダンサーが悪化することの予防もできるし、
治ったときにパフォーマンスをいち早くあげることも可能だから。
最近は新体操の選手も治療にくるようになっているので、もう少し彼女たちに寄り添った治療を提供できるように準備しているのです。
もちろんこれは、新体操選手だけでなく、バレエやフィギュアの選手にも提供できるものとなっています。
★股関節がつまる感じがいつもする
★ピルエットでスポットが上手くつかない
★いつもひきあげてーっていわれる
★柔軟性をなんとかしたい
★身長を伸ばしたい
★ポワントが履けるか心配
問診票の自由記載欄をみるとこういうのがよく書かれています。こんなので受診していいのか?って悩まれている人も多いと思いますが、こういうのが大半です(笑)
でも、その先に何がしたいのか、なにを求めているかを聞いていくとちゃんと道があるんです。
迷ってしまったらぜひ一度来てみてください。
迷子を誘導できるのが私の価値なので。
あおいラボでおまちしています。