【ケース㉒・後編】ヘバーデン結節・ブシャール結節。指のケアに「保湿」という視点を!

関節のケアなのに、スキンケア?

前編では、私自身が突然の指の痛みを経験し、改めてヘバーデン結節やブシャール結節について勉強し直したお話をしました。

→ 【症例㉒・前編】突然、指の関節が痛い!リウマチ?ヘバーデン結節?ブシャール結節?

その中で、特に皆さんに知っていただきたいことがもう一つあります。

それが、手指のスキンケアの大切さです。

富永喜代先生の著書でも、手指の保湿やスキンケアの重要性について触れられています。

関節の痛みなのに、なぜスキンケア?

ちょっと意外に思いませんか?

手指の乾燥、気になっていませんか?

実は私自身、ヘバーデン結節やブシャール結節のある方をみていて、手指の乾燥が気になることが少なくありません。

手は、毎日の家事や仕事で何度も洗ったり、さまざまなものに触れたりする場所です。

特に更年期世代では、肌の乾燥が気になる方も増えてきます。

指の関節が痛いと、どうしても関節そのものに意識が向きますが、皮膚の状態にも目を向けてほしいのです。

関節のケアと一緒に、皮膚のケアも考える。

これも、日常生活の中で取り入れられる大切な習慣だと思います。

私が取り入れているのは「酸素オイルのミルクタイプ」

当院で取り扱っている酸素オイルには、ミルクタイプがあります。

私が手指のケアに取り入れている理由の一つは、保湿しながらマッサージにも使いやすいこと。

乾燥しがちな手指をいたわりながら、手全体を丁寧にケアできます。

また、酸素オイルは、酸素を取り入れるという独自の発想で開発された製品です。

私自身、炎症や血行、組織の状態について学ぶ中で、酸素にも注目してきました。

そのため、日常の手指のケアに取り入れたいと考えている製品の一つです。

ただ塗るだけではなく、自分の手に触れて、皮膚の乾燥や関節の状態を確認する時間にもなります。

手だけで終わらせないこと

前編でもお話ししましたが、私自身、手指だけでなく、首・肩・背中のケアも日頃から行っています。

手は身体から独立して動いているわけではありません。

手指のケアをきっかけに、肩や首のこわばり、姿勢、身体の使い方にも目を向けてみてください。

「痛くなったところだけ何とかする」のではなく、普段から身体全体を整えておく。

それが、私が患者さんにもお伝えしていることです。

できることから、早めに始めましょう

一度起きた骨性の関節変形を、スキンケアで元に戻すことはできません。

でも、だからこそ、今の手を大切に使い続けるために、できることを考えたいのです。

毎日の保湿、手指の状態の確認、首や肩のケア。

どれも特別なことではありません。

何か症状が出てからではなく、普段から自分の身体に手をかけること。

私自身も、学んだことを自分のケアに取り入れながら、患者さんにお伝えしています。

手指の痛みや変形が気になる方は、まず今の状態を確認することから始めてみてください。


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