突然、指の関節が痛い!リウマチ?ヘバーデン結節?ブシャール結節?医療従事者の私も「リウマチ?」と思いました
ある日突然、指先に一番近い関節(DIP関節)が痛くなりました。
何もしていなくても痛いし、曲げるともっと痛い。でも、日常生活には困らない程度。
「え? リウマチ?」
医療従事者の私でさえ、最初はそう考えました。
ところが、同業の先生から「それ、更年期の初期症状じゃない?」と言われて、
「あっ、そうじゃん!!」(笑)
その後、婦人科を受診し、エストロゲンジェルを使用したところ、私の場合は痛みがすっかり消えました。
更年期と手指の痛みについては、以前の【疑問】記事でも紹介しています。
自分ごとになって、改めて勉強し直しました
今回の経験をきっかけに、富永喜代先生の著書を読み、ヘバーデン結節や手指の不調について改めて勉強し直しました。
その中で、改めて大切だと感じたことがあります。
① 一度変形した関節は、元の形には戻らない
ヘバーデン結節は指先に近い関節(DIP関節)、ブシャール結節は指の真ん中の関節(PIP関節)に起こる変形性関節症です。
一度生じた骨性の変形は、マッサージや運動で元の形に戻すことはできません。
痛みがなくなることと、変形が元に戻ることは別の話。
だからこそ、変化に気づいた段階での対応が大切です。
② 痛み(炎症)のコントロールが大切
変形を元に戻すことが難しくても、痛みや炎症に対してできることはあります。
炎症が続くと、身体はその対応にエネルギーや栄養を必要とします。
「年齢のせいだから仕方ない」と我慢するのではなく、今の状態に合わせてケアすることが大切です。
③ 指だけでなく、首・肩・背中にも目を向ける
富永先生の著書では、ヘバーデン結節の患者さんに首や肩の不調がみられることにも触れられています。
これは、私自身も日頃の臨床で感じていることです。
当院では、指に痛みがあるからといって、指だけを見るわけではありません。
首や肩の動き、背中の状態、姿勢や身体の使い方も確認します。
また、著書には自宅でできるマッサージなどのセルフケアも紹介されています。
ただ、柔道整復師として読んでいて感じたのは、
「詳しくは書いてあるけど、この場所を一般の方が正確に見つけるのは、意外と難しいかもしれない」ということ。
セルフケアも、身体の状態や方法を理解したうえで行うことが大切だと思います。
院長自身も、日々ケアしています
私自身、仕事で手を使うことが多いため、手指はもちろん、首・肩・背中のケアも普段から行っています。
痛みが出てから何とかするのではなく、日頃から自分の身体の状態に目を向けること。
そして、気になる変化があれば早めに手を打つこと。
一度変形してしまった関節は元に戻せないからこそ、今の身体を大切に使い続けたい。
そんな思いで、自分自身のケアも続けています。
そして今回、富永先生の著書を読んで、もう一つ改めて注目したことがあります。
それが、「手指のスキンケア」です。
実は、ヘバーデン結節やブシャール結節のある方をみていて、手指の乾燥が気になることが少なくありません。
関節のケアというと、どうしても関節そのものに目が向きますが、皮膚の状態も大切な視点です。
次回の後編では、手指の保湿と、私自身が取り入れているスキンケアについてお話しします。
関連記事・参考文献
- 【疑問】更年期に手指が痛い、朝こわばる。その原因は?
- 富永喜代先生の著書 「へバーデン結節は自分で治せる!」