【こんなお悩みで来院されました|ケース⑫】
家の中でぶつけただけなのに痛い 打撲はいつまで様子を見ていい?
■ 来院された方
・カテゴリー:急性外傷(保険診療)
・年代:中学生女子
・お悩み:
家の中でつまずいた際に家具へ脇腹を強くぶつけてしまいました。
ぶつけた直後はそれほどでもなかったものの、
翌日になって痛みが強くなり、
寝返りや体をひねる動作で痛みが出るようになったため来院されました。
このケースで多い状態
打撲は、
「ぶつけただけだから大丈夫」
と思われやすいケガの一つです。
しかし実際には、
ぶつけた直後よりも、
翌日から2日後くらいの方が痛みが強くなることが少なくありません。
これは、
ぶつけたことで起きた炎症や内出血が少しずつ広がってくるためです。
そのため、
当日は平気だったのに、
翌朝になって
「思ったより痛い」
となることがあります。
実はここが大事なポイント
患者さんからよく聞く言葉があります。
「どこでぶつけたのかわからないんです」
です。
慌てていたり、
転んだ瞬間のことを覚えていなかったりすると、
意外とぶつけた場所がわからないことがあります。
ただ、
数日経って内出血が出てくると、
治療家から見ると
「この高さなら机かな」
「この位置なら家具の角かな」
と予想できることもあります。
身体には、
ぶつけた痕跡が意外と残っているものです。
当院で行っていること
まずは、
肋骨骨折などの重いケガが隠れていないかを確認します。
脇腹を強くぶつけた場合、
単なる打撲と思っていても、
肋骨にヒビが入っていることがあります。
今回のケースでも、
呼吸時の痛みや圧痛の位置、
身体の動かし方などを確認し、
肋骨骨折の可能性が低いことを確認したうえで施術を行いました。
その後、
痛みの程度や日常生活への影響を確認しながら施術を進めていきます。
打撲の場合、
初期は冷却が有効なことが多く、
無理に揉んだり、
痛みを我慢して動かしすぎたりしないことも大切です。
打撲はいつまで様子を見ていい?
当院では、
外傷の一つの目安として、
「3日経っても改善しない」
場合は一度ご相談いただくことをおすすめしています。
もちろん軽い打撲なら自然に回復することもあります。
ただ、
・痛みが強くなってきた
・呼吸や咳で痛む
・夜眠れない
・日常生活に支障がある
という場合は、
早めに状態を確認した方が安心です。
特に脇腹の打撲では、
肋骨骨折などが隠れていることもありますので注意が必要です。
このケースから分かること
打撲は、
「ぶつけただけ」
と思われがちですが、
翌日から痛みが強くなることも珍しくありません。
また、
家の中で起きたケガでも、
状況によっては保険診療の対象となる場合があります。
様子を見ていても改善しない。
思ったより長引いている。
そんな時は一度ご相談ください。
※実際の症例をもとに、個人が特定されない形で構成しています。