【こんなお悩みで来院されました|ケース⑨】バレエをしているとお腹の調子が悪い 身体の痛みもよく出る
■ 来院された方
・カテゴリー:バレエ/成長期
・年代:小学校高学年女子
・お悩み:
幼少期からバレエを続けている女の子。
お腹の調子が不安定で、身体のあちこちに痛みが出やすい状態でした。
病院では、
「成長痛かもしれませんね」
と言われたこともありましたが、痛みが繰り返し出ることや、お腹の不調も気になるとのことで来院されました。
■ このケースで多い状態
成長期のお子さんを診ていると、
「成長痛でしょうか?」
というご相談をよく受けます。
もちろん、成長期は身体が大きく変化する時期です。
ただ、
成長しているから痛い
というだけでは説明がつかないケースも少なくありません。
特に、
・お腹の調子が悪い
・食が細い
・疲れやすい
・身体のあちこちに痛みが出る
という場合は、身体を作るための材料が足りていない可能性も考えていく必要があります。
■ 実はここが大事なポイント
「人は食べたものでできている」
と言われます。
でも、正確には
「食べて吸収したものでできている」
のです。
どれだけ良いものを食べても、消化・吸収できなければ身体の材料にはなりません。
実際に血液検査などを見ていると、胃酸の分泌が十分ではない方も少なくありません。
胃酸は食べたものを消化し、栄養を吸収するために大切な働きをしています。
ところが、
身体を作る材料であるたんぱく質が不足すると、胃酸を作る力も弱くなりやすい。
すると、
消化・吸収がうまくいかない
↓
身体を作る材料が不足する
↓
さらに胃酸を作る力も弱くなる
という悪循環に入りやすくなります。
特にバレエを頑張っているお子さんは、体型を気にして食事量が少なくなってしまうこともあります。
食べているつもりでも、実際には身体を作る材料が不足しているケースは珍しくありません。
■ 当院で行っていること
まずは、
・どのような痛みが出ているのか
・生活の中で困っていることは何か
・食事や生活リズムに問題がないか
を確認していきます。
必要に応じて、
・食事内容の見直し
・たんぱく質摂取の工夫
・胃酸が出やすい食事の取り方
などをお伝えすることもあります。
ただし、
サプリメントやプロテインだけが解決策ではありません。
意外と見落とされやすいのが、
・ゆっくり食べる
・しっかり噛んで食べる
・落ち着いて食事をする
という基本的な部分です。
身体を作るためには、
何を食べるかだけでなく、
どう食べるかも大切になります。
■ このケースから分かること
成長期の痛みは、
「成長しているから仕方ない」
だけで終わらせないことも大切です。
特に、
・お腹の調子が悪い
・食が細い
・疲れやすい
・身体の痛みが繰り返し出る
という場合は、
身体を作る材料が足りているか、
そしてしっかり吸収できているかを確認する必要があります。
寝ること。
食べること。
動くこと。
成長期だからこそ、
身体を作る土台を整えることが大切です。
※実際の問診内容をもとに、個人が特定されない形で構成しています。