【こんなお悩みで来院されました⑱】腰痛・膝痛・身体のゆがみ。40代男性が本当に改善したかったこと
■ 来院された方
カテゴリー:あおいラボ
40代男性
■ お悩み
問診票に書かれていたのは、
「腰、膝の痛み。ゆがみの改善。」
……以上です(笑)
問診票って、とてもおもしろいんです。
これまでの経緯や今困っていることを、記入欄いっぱいに書いてくださる方もいれば、この方のように短い文章だけの方。
中には、
「腰痛」
「肩こり」
と、ほぼ単語だけという方もいらっしゃいます。
書いてある情報が少ないから困るのかというと、実はそうでもありません。
私はこういう場合、まず「身体に教えてもらう」ことから始めます。
まずは「身体に教えてもらう」
もちろん、問診はとても大切です。
いつから痛いのか。
何をすると痛いのか。
日常生活で何に困っているのか。
これまでどんな治療を受けてきたのか。
聞かなければ分からないことはたくさんあります。
ただ私は、そのお話をすべて聞いてから身体を見るのではなく、先に立ち方や動き、関節の動き方などをざっとスクリーニングすることがあります。
「今、この身体はどうなっている?」
まずは自分の目と手で確認します。
そのうえでお話を聞いて、身体から得た情報と照らし合わせていきます。
なぜそんな順番にするのか。
それは、最初に聞いた言葉だけで、
「きっとこれが原因だろう」
という先入観をできるだけ持たずに身体を見たいからです。
「腰が痛い」だけでは、まだ分からない
この方も、身体を確認したあとに少しずつお話を聞いていきました。
すると、
普段から腰には少し痛みがあった。
膝にも痛みがあった。
そして今回、荷物を持ったタイミングで腰を痛めてしまった。
という経緯が分かってきました。
つまり、今回突然すべてが始まったわけではありません。
以前から気になっていたところへ、荷物を持ったことがきっかけとなり、腰の痛みが強く出たようでした。
では、この腰の痛みだけがなくなればいいのでしょうか。
さらにお話を聞いてみると、そうではありませんでした。
「せっかくなら、ちゃんと身体を整えたい」
今回腰を痛めたことをきっかけに、
「腰だけでなく、以前から痛かった膝もちゃんと良くしたい」
そして問診票にも書かれていた、
「身体のゆがみも整えたい」
という希望がありました。
ここまで聞いて、ようやくこの方が求めているものが少しずつ見えてきます。
ちなみに「ゆがみ」という言葉も、人によって意味するものが違います。
左右の見た目が違うことを「ゆがみ」と感じているのか。
動きにくさを感じているのか。
誰かに「身体がゆがんでいる」と言われたのか。
同じ「ゆがみ」という言葉でも、その方が何を気にしているのかは確認しなければ分かりません。
だから私は、問診票に書かれた言葉をそのまま答えにするのではなく、
「この方が言う“ゆがみ”って何だろう?」
というところも一緒に確認していきます。
痛みがなくなったら、何がしたいですか?
そして、もう一つ大切なことを聞きます。
「本当に困っているのはなに?」
旅行にいけない。
スポーツができない。
趣味を楽しめない。
バレエをもっと踊りたいのに・・。
人によって、いろいろな答えがあります。
この方の場合は、
「仕事に支障がでてて、仕事をちゃんとできるようにしたい。」
でした。
なるほど。
プライベートを充実させたいわけではなかった(笑)。
もともと、とてもアクティブに出かけるタイプではなく、どちらかというとインドア派。
でも、
身体がつらい状態で仕事をするのは嫌。
腰や膝を気にしながら仕事をするのではなく、身体のことを気にせず仕事ができる状態に戻したい。
それが、この方にとってのゴールでした。
「治った」の意味は、人によって違います
同じ腰痛でも、
「痛みさえなくなればいい」
という方もいます。
「スポーツに戻りたい」
という方もいます。
「仕事を一日しても痛くならない身体にしたい」
という方もいます。
だから、
「腰痛を治す」
だけでは、私にとってはまだゴールがはっきりしていません。
その痛みのせいで何に困っているのか。
痛みがなくなったら何をしたいのか。
そこまで分かると、どこを目指して身体を整えていくのかも変わってきます。
今回の方の場合は、
腰だけではなく膝も。
そして、ご本人が気にしていた身体のバランスも確認しながら、
「身体を気にせず仕事ができる状態」
を目指していくことになりました。
問診票の「その先」を見ています
問診票に、
「腰、膝の痛み。ゆがみの改善。」
としか書かれていなくても、その三つの言葉の後ろには、その方なりの経緯や困りごとがあります。
たくさん書いてあるから分かる。
少ししか書いていないから分からない。
というわけでもありません。
身体を見て。
お話を聞いて。
また身体を確認する。
その繰り返しの中で、
「この方は何に困っていて、どうなりたいんだろう?」
を一緒に探していきます。
痛い場所だけではなく、その痛みのために困っていることまで。
それが分かって初めて、その方にとっての「良くなった」が見えてくるのだと思います。
身体の痛みや動きにくさでお困りの方へ
「腰が痛い」
「膝が痛い」
「身体のバランスが気になる」
うまく説明できなくても大丈夫です。
まず身体の状態を確認しながら、何に困っているのか、これからどうなりたいのかを一緒に整理していきます。
「こんなことを相談してもいいのかな?」という段階でも、お気軽にご相談ください。
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