■ 来院された方
・カテゴリー:あおいラボ(自費診療)
・年代:30代女性
・お悩み:
車高の高い車から降りた際に足首を捻挫。
ただ、
今回のお悩みは、
単純な捻挫そのものではなく、
「昔から何度も捻挫を繰り返している」
というものでした。
普段から慣れている場所でも、
「なんでもないところで捻る」
そんな状態が続いていたため、
根本的に身体を見直したいということで来院されました。
■ このケースで多い状態
足首の捻挫は、
「クセになる」
と言われることがあります。
ただ実際には、
“クセ”というより、
捻挫しやすい条件が残っているケース
が少なくありません。
例えば、
・足首の動きが小さい
・支え方が偏っている
・歩き方にクセが残っている
・身体が逃げる動きを覚えている
など。
一度の捻挫でも、
その後の身体の使い方によって、
繰り返しやすくなることがあります。
■ 初期対応で大切なこと
当院では、
外傷の一つの目安として、
「3日経っても良くならない場合」
は、
自力だけでは改善しきれていない可能性があると考えています。
もちろん、
軽い捻挫で自然に回復するケースもあります。
ただ、
早めに処置を行うことで、
回復期へ入るまでがかなり早くなることも少なくありません。
「これくらいなら大丈夫かな」
と思っていても、
動きのクセが残ったままになると、
後から繰り返しやすくなることがあります。
外傷によるケガについては、
こちらにもまとめています。
▶ 急性外傷について
■ 実はここが大事なポイント
今回のケースでは、
足首の可動域が小さくなっており、
足首の“まねき”がうまくできない状態になっていました。
そのため、
脚全体を外へ振るようにして歩くクセが残っていました。
この状態では、
足首だけを治療しても、
また同じ条件が揃いやすくなります。
つまり、
「捻挫した」
よりも、
「なぜその動きになるのか」
を見る必要がありました。
当院では、
腰まわりから脚がしっかり上がるように整え、
その状態を維持するための運動療法を行いました。
「捻挫を繰り返す」
「治ったはずなのに不安定」
そんな場合は、
足首だけではなく、
身体全体の使い方が関係していることがあります。
当院の「あおいラボ」では、
痛みだけではなく、
こうした“動きの土台”を見るセッションも行っています。
▶ あおいラボとは?
■ 当院で行っていること
今回のケースでは、
「足を外へ振る理由」
そのものを減らしていく形で進めました。
その上で、
歩き方の練習も行っています。
ただ、
難しいことを意識してもらうのではなく、
床のラインを踏まないこと
だけに集中してもらいました。
すると、
結果として、
外へ振る歩き方が減っていきました。
当院では、
「意識で頑張る」
というより、
“自然とその動きになる条件を作る”
ことを大切にしています。
■ このケースから分かること
捻挫は、
単純に「足首だけ」の問題ではないことがあります。
特に、
・何度も繰り返す
・慣れた場所で捻る
・治ったはずなのに不安定
という場合は、
身体全体の使い方や、
歩き方のクセが関係していることがあります。
「捻挫はクセになる」
ではなく、
“捻挫しやすい条件が残っている”
ケースも少なくありません。
当院では、
外傷後の回復だけでなく、
その後の身体の使い方も含めて確認しています。
※実際の問診内容をもとに、個人が特定されない形で構成しています。