■ 来院された方
・カテゴリー:バレエ/動き改善
・年代:10代男性
・お悩み:
幼少期よりバレエを続けている男性ダンサー。
「身体が硬い」
「内ももが使えない」
「つま先が伸びない」
といった悩みがあり、
思うようにパフォーマンスが出せない状態でした。
何から直したらいいか悩んで来院。
■ このケースで多い状態
バレエでは、
・柔軟性
・ターンアウト
・引き上げ
などが求められます。
そのため、
「もっと柔らかくしないと」
と、
開脚やストレッチを頑張るケースは少なくありません。
ただ、
実際には、
「身体が硬い」
というより、
“動きを組み合わせられていない”
ことがあります。
■ 開脚を分解して考える
例えば、
開脚という動きも、
・脚を外へ開く動き(外転)
・体幹を前へ倒す動き(屈曲)
など、
いくつかの動きの組み合わせです。
そのため、
当院では、
「開脚ができるか」
ではなく、
「その動きを構成している要素ができているか」
を確認していきます。
今回まず確認したのは、
長座の姿勢でした。
両脚を前へ伸ばして座った時点で、
骨盤がしっかり立たない状態。
ここが、
最初の問題でした。
■ 実はここが大事なポイント
この状態で、
「骨盤を立てて」
「もっと前に倒して」
と意識だけで頑張ろうとすると、
余計に身体が固まってしまうことがあります。
そのため、
まずは、
「どうしたら自然に骨盤が立てられるか」
を整理していきました。
例えば、
座る高さを変えるなど、
身体が動きやすい条件を作る。
そして、
一つ動きができたら、
次の動きへ進む。
という形で、
開脚レッスンを組み立てていきました。
■ 当院で行っていたこと
このケースでは、
月2〜3回の通院で、
約3ヶ月かけて進めていきました。
ただ柔らかくするのではなく、
・長座
・骨盤
・体幹の屈曲
・脚の外転
・手の位置
・顔の向き
など、
動きを一つずつ分解しながら整理。
特にこの方は、
動きに集中しすぎる傾向があり、
一部分を頑張ることで、
全体が固まりやすい状態になっていました。
そのため、
「ここを頑張る」
ではなく、
“全体が自然につながる”
方向へ調整していきました。
■ このケースから分かること
バレエで求められるのは、
単純な柔軟性だけではありません。
本当に大切なのは、
「ベストパフォーマンスを出せる状態か」
です。
そのためには、
・どこが動いていないのか
・何を頑張りすぎているのか
・どの動きを組み合わせればいいのか
を整理していく必要があります。
身体が硬いから、
ただ開脚を頑張る。
ではなく、
「動きを構成している要素」
を一つずつ整えていくことで、
結果として動きやすさやパフォーマンスが変わることがあります。
当院では、
バレエやフィギュアスケートなど、
審美系スポーツ特有の身体の使い方についても対応しています。
※実際の問診内容をもとに、個人が特定されない形で構成しています。