土曜日は一般の方にもわかりやすい情報発信をしています。
1,2週目担当は院長藤田です。
さて、先日、実家に帰った時の事です。
靴連れ防止のためのテープを持ってくるのを忘れたので、救急箱をさがしました。
昔ながらの救急箱がおいてあり、やはり中身に絆創膏が入っていました。
うちの母は、家の中のもので古くなったものをそのままにしておくタイプではないので、
救急箱の中身も変化が見られましたが、絆創膏は昔の銘柄のままでした。
いわゆる「ガーゼタイプの絆創膏」
商品名で言うとバンドエイドなのですが、メーカーのサイトに行ってみるとわかることとして、
あかぎれ
切り傷
やけど
擦り傷
靴ずれ
これらすべてにおいて、推奨される商品は「キズパワーパッド」という商品に今はなっています。
キズパワーパッドは「ハイドロコロイド」という素材を使って、傷口を乾かさずに体液を利用して治していきます。
どういうことかというと・・・・
水のはられた田んぼなら新たに田植えができますよね?
それと同じ。
カピカピになった傷口では、新たな細胞を根付かせることができない。
結果として、かさぶたを作ってきます。
患部を潤った状態を保つことで傷を早く、また綺麗に治すことが可能なのです。
また、これと同じ方法で傷を治すのにつかわれるのが、「白色ワセリン」です。
ハイドロコロイドタイプの絆創膏がなくても、
傷口をしっかり洗ってそこに白色ワセリンを塗っておくだけでもかまいません。
また、靴ずれ予防に先に、靴のほうにワセリンをぬっておいて滑りをよくすることも可能です。
白色ワセリンはスキンケアや唇の乾燥などにも有効ですので、
気になった方はネットでその効能をしらべてみるといいですね。
葵接骨院ならではの使い方としては、スケーターの顔にできた擦り傷を治すときに白色ワセリンを使います。
そうすると、かさぶたを作らずして綺麗に治っていくからです。
ただし、この方法で治した場合、新しい皮膚は紫外線にとっても弱いので、日焼けには注意が必要です。
ハイドロコロイドタイプの絆創膏
白色ワセリン
この二つをみなさんの救急箱にも足してみてはいかがでしょうか?
そうそう!ついでに救急箱にある古いお薬は捨ててくださいね。
それから・・・・・傷の治りが悪い方、けがの治りが悪い方って栄養状態がよくないことも多いので、そこにも注意が必要です。
栄養相談はあおいラボで個別に対等しております。
思い当たることがある方は一度一緒に勉強してみると思わぬ発見になると思いますよ。