【ヨガとかピラティスっていいんですか?】
という質問をよくうけます。
私自身も、患者さんにはこの二つをすすめることがあります。
正直いって、その動きの一つ一つがどういいかどうかはさほどよく私自身もわかっていませんが
医学的な立場で【いいと思う】と言っています。
注目しているのは【肺】です。
肺はよく知られているように、酸素をとりこんで二酸化炭素を取り出す交換所の役割をしています。
こういう場所では必ず【フリーラジカル】という問題があります。
これがわからないと話は進まないので、
【フリーラジカル】とは??
お肌の老化にも関わるところなので、女性の中には化粧品や美容に関しての記事で見たこと、聞いたことがある人も多いのではないかと思います。
つまりフリーラジカルを一言で言うと、
「ペアになっていない電子を抱え、非常に反応しやすくなっている原子や分子」のことです。
フリーラジカルの中には、電子のペアを作るために、
他の分子から強引に電子を奪う過激分子もいて、その代表格が「活性酸素」です。
あまりいい例ではないかもしれませんが、以前聞いた例え話が印象的だったので・・・・
既婚男性が真ん中にいて、右手に我が子、
左手に嫁さんと手を繋いでいると幸せいっぱいで家庭円満なんですが、
嫁さんがちょっと手を話しているすきに浮気心で違うおねえちゃんと手を繋いでいる。。。。。
そうすると家庭崩壊になるでしょ?って(笑)
嫁さんが手を話している状態がフリーラジカルね。
たしかにわかりやすい。
で、肺というのはこういう状態が発生する場所です。
つまり、酸素の片手が空いちゃう状況。そうすると困ったことに障害が起きやすくなる。
そういうフリーラジカルが起きると困る理由は肺の構成する要素によるもの。
肺は空気を吸って膨らんだり縮んだりするように、弾性力のある【エラスティン】というものが多く存在します。
これを浮気者のフリーラジカル君がいることで破壊されていく。
破壊方法によってはまた別のものまでが入り込む隙を作ってしまいます。
そうすると、医学的なことで言うと拘束性や閉塞性の肺の病変がおこりやすくなります。
一般の方であれば肺気腫とか肺線維症というのを聞いたことがあると思います。
フリーラジカルは、温度が高いとか気圧が低い場所でおきやすい。
ここがポイントになるのです。
ヨガやピラティスなどは動きもさることながら【呼吸が大事】と指導者はいいませんか?
その意味が医学的にわかっているかいないかはさておき、
なんとなく呼吸が大事なんだなぁと生徒さんも、
もしかしたら指導者も思っている。
これらの呼吸に共通しているのは、
緩やかな緩やかな呼吸だと思われます。
呼吸も流れる速度が速くなると温度が上昇します。
つまり浮気者のフリーラジカルを起こしやすくなります。
細い管に思いっきり空気をいれることをしてはいけないんですよ。
体は熱に弱い話は散々してきているのでおわかりになると思います。
温度を下げるためには呼吸の速度もゆっくりでないといけないんです。
それが【ヨガやピラティスの呼吸の極意】とでもいいましょうか?!
さぁ、医学的にみて・・・・とのお話をしましたが、まだこの先があります。
長くなるのはかくじつなので、明日にでも。