2014年に最初にアップしたこの記事のリライトの時期になりました。
今年もインフルエンザの季節になりました。
そして、テレビのCMでも恒例のごとく、「うがい手洗い」の喚起がされています。
そして、そして、それにかぶせるかのごとく当院は毎年この記事を書きます(笑)
「お願いだからイソジンでうがいしないで~!!」
風邪でのどがいたくなった場合、その原因のほとんどがウイルスによるものです。
イソジンは「ポピドンヨード」といってその殺菌力は細菌だけでなくウイルスまでも殺してしまいます。
これだけ聞くと非常に有効的と思えますが、この能力はバクテリアとともに残念ながら「自分の健康な細胞までも壊してしまう」のです。
では何を使ってうがいをすることをおすすめしているのかというと?
「リコニン」
です。私は年中これを常備しています。
リコニンの成分のほとんどが「甘草(かんぞう)」です。
リコニン数滴を水に入れてうがいをするとあっという間に口の中に小さな泡でいっぱいになります。
この泡は、サポニンという成分が含まれる小さな小さな泡、「微微包(びびほう)」でできています。
この泡の力をつかってウイルスをやっつけてくれます。
実はこの小さな泡にはとてつもない力があります。
微微泡の表面では何千気圧、何千度というのが一瞬にして発生します。
ガラガラとしている時に発生する泡にはウイルスの界面を破壊する力があります。
またサポニンの泡はのどにある繊毛の動きを活発にしてウイルスなどを外に外に出そうという力が与えられます。
一瞬にしてウイルスを殺す力をもっているが自分の細胞を殺すものではないという泡です。
ちょっと高度な物理反応を利用したうがいですね。
日頃のうがいの時は数滴をいれてうがい。
その後、その水は吐き出しても飲み込んでも大丈夫です。
また、他にも、肺の水分量を保つ力もあるので、お茶に数滴いれて飲むのも予防になります。
さらには、非常にのどの状態が良くないときなどは、30度くらいのぬるま湯に20滴くらいいれてそれでうがいをするのもかなり効果が高いです。
声を出すお仕事をされている方には普段から使ってほしいものです。
くれぐれもイソジンで自分の細胞を壊すようなことだけはしないでください。
実は、この夏、私もコロナに感染しました。
事前情報で「のどが痛くて物が食べられない」という話も聞いていたので、
かかったとわかった瞬間から始めたことがあります。
それが「リコニンでのうがい」です。
普段もリコニンを使っていますが、この時はめちゃめちゃリコニンの力を感じました。
うがいをした後の感触が本当によくなる。
リコニンがなくなりかけたときにかなり心細くなりましたけどね。
コロナはどちらかというと、上咽頭に近いところ(鼻と口をつなぐあたり)の炎症が強いのでリコニンで届かないところがあり、そこはミサトールリノーションという梅のエキスで私は鼻うがいしました。
これにより痰が切れやすくなりすっきりしていきました。
インフルエンザの場合は、もう少しのどに近いところの炎症が多いのでリコニンはかなり有効だと思います。
定価は7920円ですが、大量仕入れをしているので、少しだけお安くおわけしています。
今、世の中では「薬不足」が深刻で、インフルエンザの検査キットから、咳止めまで本当に品薄です。
ドラッグストアでも売り切れが多いです。
事前の対策としてリコニンは本当におすすめです。