岐阜県関市の高藤先生から
腕立てチャレンジなるものが回ってきました
治療家の私が自撮りで腕立てをみせても
なんも世の中の励みにもならないので
治療家の私ができることを考えた
「腕立ての時に手首が痛い!」
というお題です。
手首を甲の側に倒すことを「背屈(はいくつ)」
といいますが、
この背屈という動きは単純に
手首の動きだけでできるものではないんです
ざっくりいうと30°くらいまでは
みなさんが思っている「手首」で曲がりますが
その先は別の関節も動いているんです。
手の甲側、手首に2本の線がスーッと
皺(しわ)が入っていると思います。
手のひら側の線は生命線とか
手の甲側はそんなかわいい感じでなく
「皮線(ひせん)」というらしい
この下にちょうど手の関節があるんですが、
こんなかんじ。
背屈という動きをするとき
最初に赤いラインの関節が動いて
その次に青いラインの関節が動く
腕立て伏せをするときの手首の痛みのほとんどが
青色のラインの関節の動きが悪い
「なんか手首の奥の方が痛い」
ってなります。
角度が増していけば痛くなるのは動きが
赤ライン➡青ラインへと変わっていくから
対策としては
「プッシュアップバーを使う」
が一つ目
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こんなのを使うと背屈の角度が緩いので
痛みがでないで腕立てができる
対策その2は
「治療をする」
関節が上手く動いていないのは
もはや「捻挫」です
手の根元の関節は小さい骨が8個あって
それがそれぞれの面でスムーズに動いて
はじめて背屈という動きができます。
痛いということは
どこかが動かなくなっているということ
日常生活的には困らなくて
手を着いた時に痛みがでるのです
原因として
もちろん手をついて転んだとか
何かの拍子に手を出して支えてしまった
などそういう外傷というものもある
でも意外に多いのは
「スマホの使い過ぎ」
手を大きく広げて
画面をフリックしていたりすると
徐々に親指側の腱鞘炎がでてくる
なんとなく痛みがおさまっても
放置しておくと実はそれと一緒に
手首の小さな骨たちの動きが少しずつ
少しずつ悪くなっていることがよくある
手首の小さな骨たちは
それぞれがジグソーパズルのピース
ピタッとはまっていれば完璧な動き
でもなんか上手くはまっていないと
完璧な動きになりません
それを綺麗にはめて動けるようにしてやる
こういうのを使って。
腕立てで痛みがある場合
まずは、痛みがある状態でやらない
痛い角度によって痛めている場所がわかる
原因として外傷以外にも
スマホの使い過ぎもある
プッシュアップバーを使うと痛みを軽減できる
軽減はできますが・・・・基本的には
それは治療が必要である!
という治療家としての
腕立てチャレンジでした
あっ、どこで診てもらえるかって?
お待ちしています。