「捻挫が癖になった?」治ったと思った足首がまた痛い
■ 来院された方
・カテゴリー:あおいラボ(自費診療)
・年代:20歳女性
・お悩み:
1年ほど前、階段を踏み外して足首を捻挫。
その後、痛みもなくなり「治った」と思っていました。
ところが、再び同じ足首を捻挫。
日常生活では特に困らないものの、ダンスをしようとすると、体重移動をした際に足首に痛みが出るようになり来院されました。
「一度捻挫してから、同じところを何度も捻挫する」
「普段は痛くないのに、運動すると痛む」
そんな経験があると、
「捻挫が癖になってしまったのかな?」
と思う方も多いのではないでしょうか。
でも私は、捻挫そのものが「癖になる」とは考えていません。
捻挫が癖になるのではなく、「条件」が残っていることがあります
捻挫をして痛みがなくなると、多くの方は「治った」と考えます。
もちろん、痛みがなくなることは大切です。
でも、
「痛くない」ことと、「捻挫する前と同じように足首が使える」ことは、必ずしも同じではありません。
たとえば、
・足首を曲げる角度(背屈)が十分に戻っていない
・足首から脳への感覚情報や、身体を動かすための反応が十分に戻っていない
・自分では足を上げているつもりでも、実際には必要な高さまで上がっていない
・足が床を捉えるタイミングと、身体が踏ん張るタイミングにズレがある
こうした「捻挫しやすい条件」が残っていれば、同じような場面で再び捻挫することがあります。
日常生活では困らないため、自分ではなかなか気づけないこともあります。
「歩ける」と「ダンスができる」は違います
足首の背屈角度は、歩行では一般的に10度程度が一つの目安とされています。
ただ、当院では日常生活を考える場合でも、まずは15度程度を目標にしています。
そして、バレエの場合はさらに違います。
しっかりプリエをするためには、より大きな足首の動きが必要になります。
そのため当院では、バレエへの復帰を考える場合には、背屈20度程度を一つの目安として確認しています。
つまり、
「普通に歩けるようになったから治った」
ではなく、
「何に戻りたいのか」によって、必要な身体の状態は変わります。
今回のように日常生活ではまったく困らなくても、ダンスで体重移動をしたときに初めて問題が出てくることもあります。
「また捻挫した。もう癖だから仕方ない」と思わないで
何度も同じ足首を捻挫すると、
「私は足首が弱いから」
「もう捻挫が癖になっているから」
と諦めてしまう方もいらっしゃいます。
でも、本当に確認したいのは「癖になったかどうか」ではありません。
なぜ、もう一度同じところを捻挫したのか。
足首の動きなのか、感覚なのか、身体を支えるタイミングなのか。
そして、日常生活に戻りたいのか、ダンスやスポーツに戻りたいのか。
必要なものは、その人によって違います。
「痛みはなくなったはずなのに、運動するとまだ怖い」
「同じ足首を何度も捻挫している」
「以前のように動けていない気がする」
そんなときは、「捻挫が癖になったから仕方ない」と考える前に、一度足首の動きや身体の使い方を確認してみてください。
今回は「あおいラボ」で対応しました
今回のように、再び捻挫した場合でも、新たな外傷として保険診療の対象になるケースがあります。
今回の方は、現在の痛みへの対応だけでなく、
「捻挫を繰り返さないために、身体の使い方も含めて改善したい」
というご希望がありました。
そのため、保険診療ではなく、自費診療の「あおいラボ」で身体全体の状態や動きを確認しながら進めています。
「これは保険診療なの?」
「身体の使い方まで見てもらうなら、あおいラボ?」
ご自身では判断しにくい場合もあると思います。
どちらで予約したらよいか分からない場合は、まず現在のお悩みをお聞かせください。
ケガの状態や、これからどうなりたいのかを伺ったうえで、ご案内します。
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