バレエに限らず、ダンサーの皆さんにスクワットを教えると

「これ、腰反っていませんか？」

と、よく質問されます。

特にバレエを習っている方の場合

〈しゃがむ〉動作＝〈プリエ〉

となるため、上体が床に対して垂直のまましゃがむイメージが強く

スクワットでお尻を後ろに引くという感覚が無い方がほとんどです。

スクワットフォームが苦手な方の特徴としては

・股関節が正しく使えていない

・膝の曲げ伸ばし運動になっている

・前傾姿勢で前ももに力が入る

等々・・・

パッと見、同じ動きの様に見えていても

使う関節や筋肉が変わるだけで、フォームが少しずつ変わってしまいます。

腰が反っている方の場合は

・体幹(腹筋・背筋)の筋力が足りていない

・動きのコントロールが苦手

・顎が上がりやすい

⇒いわゆるダック姿勢

股関節が使えていない方の場合は

・股関節を引き込む運動が獲得されていない

・前ももの力を使いすぎている

・胸の引き上げが苦手

⇒いわゆるタック姿勢

フォームチェックを行うことでこういったことが読み取れます。

自己流でスクワットを続けている方がもしいましたら

一度トレーナーさんにフォームチェックしてもらうことをオススメします。

ダンサーさんの中には

それっぽく動ける方がいますが、案外使ってほしい筋肉を使っていない場合があります。

それでは意味がありません。

むしろ、それがあるから腰や膝などを痛めるような踊りになってしまうのです。

プリエの動作で姿勢を直されたり

骨盤がフラフラしてしまう・・・

と、心当たりがあるダンサーは

まず美しいスクワットフォームを獲得しましょう。

参考の写真が参考になりきれていませんが…

エクササイズを行う時のポイントは

【出来ているつもりにならないこと！！】

自宅トレーニングほど

注意点を守って自分はやっている！

という自己満足が生まれてしまいます。

動画で撮影して自分の姿をチェックしてみてください。

やってるつもりが出来ていない

そんな姿がどこかに隠れているかもしれません。

また、エクササイズのフォームは

「昔教えてもらった」と言っても

気付けば自己流に変わっている人がほとんどです。

常に良い感覚をキープするためには定期チェックをしてくださいね。

パーソナルトレーニングでは、フォームチェックも丁寧に行っています。

たまに「どうやってやるの？」と質問を受けることがありますが

知りたい方はぜひトレーニングのご予約をお願いします。