葵では、バレエをはじめとするダンサーさんが多く受診されます。
身体の使い方など、パフォーマンスに繋がるような部分は
保険診察では行うことが出来ませんので、【あおいラボ】を受診してもらっています。
その中で、自力で自分の体を管理できるようにするために
自宅リハビリの宿題を出すことがあります。
覚えてもらったら後は実践してもらうだけなのですが・・・
多くの方が
日に日に自己流フォームに変わってしまっているのです。
最近では振り返りが出来るように動画撮影してもらったり
プリントからYouTubeにアクセスして動画チェック出来るようにしたり
目で何度も確認できるようにしていますが
それでも2週間後のチェックを行うと
注意するべきポイントが直っていなかったり、新しく違う動きになっていたり
運動療法の効果を存分に発揮されない動きになっていることが多いです。
見たものを自分の体で再現することは
リハビリ・トレーニングだけに限ったことではありません。
振り付けの時も先生の動きや映像を見て同じ動きを覚える必要があります。
その中で自己流の振り付けが加わることは無いはず。
まれに、「運動療法した後に痛みが出た」と言って止めてしまう方もいますが
運動療法メニューで体が悪化することはありません。
安全で、かつ効果的なものしか指導していませんので、痛みが出ることが基本はありません。
身体の使い方が間違っている
もしくは
組織が弱いために負荷に耐え切れず炎症している
このどちらかの場合がほとんどです。
アスリート・ダンサーさんたちには
最後は【自分自身で自分の身体を管理できる】という管理能力を身につけてほしいです。
葵に行けば治してもらえる、教えてくれる
ではなく
まずは自分で自分の身体と向き合ってみましょう。
その先で分からないこと、自分ではどうしようもない時に
葵が役立つ場所であれば…と思います。
葵で出された運動療法は
ただメニューをこなすのではなく
自分の身体の新たな発見を見つけるきっかけにしてください。
きっと小さな変化にも気づき、踊るのがもっと楽しくなるはずです。
だからこそ、自分にとって楽なフォームに変えないよう
何度も教わったことを振り返ってくださいね。
【診療】
練習中のけが(ひねった、ぶつけた、こけた等による痛みなど)は・・
ある動きで必ず痛みがでる、姿勢が良くないと注意される、長期にわたる痛みがある、原因のわからない痛みや違和感は・・・