痛い時でもトレーニングするべきか


皆さんが自宅トレーニングをしようとした時に悩まれる一つに「痛みがある時やっていいの?」という質問がよくあります。

 

多くの皆さんは「痛みがあるからやらない」という選択肢なりがち。

しかし、その痛みは・・・

・何をして出た痛みなのか

・アイシングをして消えるのか

・どのタイミングで出る痛みなのか

・何日間痛みが消えていないのか

・45分歩いてその痛みがどう変わるのか

こういった条件を見て判断する必要があります。

 

判断材料としては色々ありますが、

まず【外傷・・・捻った、転んだ、ぶつけた】なのか?

これはすぐにアイシングを行い適切な処置を行うことが必要になります。

また、接骨院等で保険診察を受診できます。

 

しかし、これが【レッスン中・後の原因不明】であった場合・・・正しい身体の使い方ではない可能性があります。

この時に3日以上アイシングをしても腫れが引かない・休んでも痛みが取れない場合、自力で治すことは出来ないので治療家に頼ることをオススメします。

競技時の特有の動きにのみに出るなど特殊な場合、保険適用ではありませんので当院では「あおいラボ」受診適応となります。

 

【レッスン中・後の原因不明】の痛みであり、かつ【アイシングしたら痛みが消えて日常生活では何ら問題がない】という場合・・・むしろ正しいフォームによるトレーニングをしっかり行う必要があります。

 

「自分一人でトレーニングすると痛みが出るのに、葵でトレーニングすると痛みが出ないんだよね…」とお話する方は何人かいます。

それは、こちらが教えたエクササイズのフォームが正しくないから!というのが答えになります。

 

 

その【痛み】が、組織の損傷なのか組織自体がまだ弱いからなのか見極めていく必要があります。

それは上記の様に一つずつ確認を行って条件に合うものに当てはめていけばいいです。

全ての【痛み】をひとくくりにしてしまえばいつまで経っても強さが作られず同じ身体のままになります。

 

 

治療家はもちろん怪我を治してくれますが、その先は自らで強さを身に付けて治療家頼りになり過ぎないこと。

ぜひこういった知識も身に付けておくと大事な大会/コンクール/発表会の直前でも自分がするべきことが冷静に判断できるようになります。

 

 

いくらアイシングしても消えない痛みは一度治療家さんに相談してくださいね。

やっぱりそこは身体を知り尽くしたプロですから♪