高く跳ぶ子跳べない子part2


昨日お話した続き。

 

高く跳べる人と跳べない人では【スクワット】の姿勢が違います。

一番最初に注目するのは「骨盤の動き」になります。

 

スクワットとは…

『肩幅よりやや広めに足幅をとった状態で立ち、そこから椅子に腰かけるようなイメージで太ももと床が平行になるまでしゃがんでいきます。床と平行までしゃがんだら最初の立ち姿勢に戻ります。』

おおよそ説明するとこんな感じの動きです。

 

 

 

このしゃがみ込んでいくときに骨盤が後ろに傾く〔後傾〕動きをする場合には注意が必要になります。

 

横から見ると…背中が丸くなり膝が前へと出やすくなります。

これでは、もちろん体幹の姿勢が安定していませんしこれだけ膝が前に出ていると膝の負担は大きくなります。

ついでにこの姿勢でキープしてもらうときっと太ももの前が疲れてくるでしょう。

ジャンプの時に必要となる筋肉の一つではありますが

これだけでは非効率であるのと、極端にそこばかり筋肉がついて脚が太くなっていきます。

 

 

左は後傾をしていない姿勢・右は後傾している姿勢

 

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お尻の 位置も頭の位置も下がってしまい、目線はより下向いてしまっていることが分かります。

これでは重心位置自体も下がってしまいます。

 

ジャンプ動作は、上に跳び上がる前必ずしゃがみ込む動作が必要になります。

しかし、これだけ骨盤の動きだけでもお尻や頭の位置を変え、上半身が前に倒れ込んでしまっていては

上半身を元のまっすぐの姿勢に戻すのに時間がかかってしまいます。

 

 

 

これ、フィギュアスケーターには注意されるパターンとしてよく上げられるうちの1つですよね。

上体を極端に前に倒れた状態でジャンプ姿勢に入ってしまうと

空中姿勢の際、素早くまっすぐ軸を作り回転しなければいけないのにも関わらず

前に倒れた分をもう一度戻さなければいけなくなるため軸を完成させるのが遅れてしまう可能性があります。

もちろんこの姿勢でジャンプが跳べている選手もいるので一概には言えませんが

上体を起こしなさい!と注意される選手は参考にしてみると解決につながるかもしれません。

 

 

 

視覚で判断するということは一般の方でも比較的可能になります。

骨盤の動きは特に見やすいので自宅でもチェックしてみてください。

これとは別に、膝とつま先の位置関係や胸郭の動きさらには踵のポジション等

スクワット1つにしてもチェックできる項目はまだまだあります。

 

ただし、骨盤後傾になるようなスクワットをしている選手はまずこの動きを改善させることが重要になります。

いわゆる【腰】。

身体にとってとなる部分ですから。

 

 

スクワットの動画はyoutubeにもたくさん投稿されているので色々参考にしてみると良いと思います♪

もちろん、葵でもフォームチェックはパーソナルトレーニングにて行っていますよ(●´ω`●)

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