前回は、インフルエンザのお話をしました → こちらから。
大人がインフルエンザにかかりたくない理由は、「自分の不調をどこかで認めたくないこと」かもしれませんが、
子供は??
子供がインフルエンザにかかるのは
「未成熟」
だからであって、誰かがインフルエンザだと分からずに登園したり、登校したことではない。
身体の構造と機能は使われてそれに応じる様に発育や発達していく。
隔離にやっきになった結果が、本来得られる機能を得ていない未成熟ままであったら、大人になっても弱いままになる。
怖いのは、「区別」と「差別」の境界線。
医学が発達発展してきたことにより、細かいことがわかってきたが、それはそれ。
さて、子供が風邪をひいた時に薬を飲ませるか?というのは議論があるところ。
風邪のウイルスをやっつける薬なんて存在しない。風邪を治すのはその子の体が治ろうとする力と環境でしかない。
ということ。
産婦人科と小児科を営んでみえる池川先生の講演を聞きに行ったときに。
「ママたちにはまず病院にいくかどうかは子供に聞いてください。しゃべれる、喋れないではありません。
日々子供と接していると「頑張れるから大丈夫だよ!」とか「うん。病院つれてって」って発するのです。
だからうちは、連れてこられた子供は僕の力が必要な子供ばかりなんだよ」
と言っていた。そこから医療が介入するということ。
そういうと、我慢強い子だったら?とか、手遅れになったら?って思うのも単なるママの経験不足からくるもの。
変化をみてればそうはならないし、ママも少しずつ一緒に成長すればいい。
そこを責めることとは違う。
なぜかというと?
風邪に効く薬などこの世の中にはないのだから。
そして未成熟な子供に対しての薬の調査は進んでいる。
「子供に風邪薬は効くのか?」という問題に対しても2000年ころから研究、発表がされている。
結果として、子供に対して風邪薬は効かないという結論もでているのだ。
それに対応するかのように、諸外国・・・・・オーストラリア、イギリス、カナダなどは6歳以下の子供に対しては風邪薬は処方しないというように勧告がされてきている。
アメリカは2歳以下だったかな??
日本はまだまだお薬を出してくれる先生がいい先生となりがち。
お薬で症状を軽くすることはできても、その代償としては、未成熟な体に対する薬の解毒のリスクがあります。
子供でも内臓負担はあるということです。
大人の社会の中でも感染はあるのです。圧倒的に子供と違う行動範囲があります。
どこにもでない、誰とも接しないも選べばありますが、それでも体調を崩すことはあります。
結局は、自分の身体が置かれている環境なのです。
だから体との対話って大事なんです。そして、子供はそこも未成熟だからこそ、まわりの大人が助けてあげればいいのではないでしょうか?
感染してしまったこと、風邪をひいてしまったことから学べばいいだけ。
感染を広げない方法は、隔離でなく、自分の免疫力を高めることだから。
追伸 世界的な感染に関しては、いろいろな陰謀説もあるので、ここでは触れません。情報を読み取るのはその人その人だから。