美しい人の油の摂り方


バレエや審美系スポーツの選手たちが多く来院されるため

体組成をチェックさせてもらうことがありますが

決まって彼女たちは

「あ、太った…」

「今日痩せてる!」

など、体重の数値を見て一喜一憂しています。

体重はあくまで数値です。

 

しかし、

体重が軽い=細い体が手に入る

 

と思い込んでいる子がまだまだ多いです。

体重が痩せたからと言って

必ず理想の体型になるとは限りません。

見た目を変えるために必要なのは【運動】【筋トレ】です。

 

究極、美しい理想の体型になるために体重が増えることだってあり得ます。

 

しかし、そういった知識が全くないと食事も間違ったものを選びがちになります。

 

特によくありがちなのが・・・

痩せたい女性の多くは、食事制限によって油の量も減らす傾向があります。

三大栄養素のうちの1つにも分類されるくらい体にとっては重要な栄養素になります。

しかし、脂質=太る

この思考があるために脂質を避ける人が多いです。

 

ですが、ここで考えなくてはいけないのが

どんな油をどのくらい摂るのか。

ということ。

 

 

1日の食事全体に対して脂質は20~25が摂取量の目安になります。

ちなみに15%を下回ると便秘やホルモン分泌の低下に繋がると言われています。

さらに、肌にハリや潤いが足りずカサカサ肌になるので冬の乾燥肌に悩んでいる人も注意が必要。

便秘になりやすくなるとも言われているので、とにかく大事!

 

ちなみにオススメしない油が

どんな油かと言うと…「トランス脂肪酸」。(マーガリン・ショートニング・ファットスプレッド)

これは身体に害があるのでやめましょう。

 

積極的に摂るべきと言われているのが

バターや生クリームなどの動物性脂質とオリーブオイルや青魚の油フィッシュオイル)などの植物性脂質。

1種類だけを多く摂るのではなく、様々な種類を少しずつ摂るほうが良いです。

バターや生クリームは敬遠されがちですが、動物性脂質も大事なエネルギー。

発酵バターは安くありませんがオススメです。

生クリームと間違ってはいけないのが「ホイップクリーム」。これもトランス脂肪酸が含まれますので要注意。

 

肉や魚といったタンパク質を多く含む食材の中には質の良い油も同時に含まれていますので、これらの脂質も踏まえて20~25%に抑えてくださいね。

ただし・・・

摂りすぎは脂肪の蓄積に繋がるので気を付けましょう。

 

年末年始になると美味しいご馳走が増えるために

体重増加しやすい時期と言われています。

適切な油の摂り方を覚えて、余計な体重増加は抑えましょう。

そして、良質な油を摂って乾燥に負けない美しいお肌をキープさせましょう♪